昨年の10月に神代植物公園で開催された東京山草会の展示作品をご紹介します。
海岸性のナデシコであるヒメハマナデシコです。花がいっぱい咲いて見事です。
エッチュウミセバヤです。 展示会は10月の初旬でしたので まだ花が蕾状態ですが、葉がとてもきれいで、野趣に富んだ風情を出しています。
大花カラマツといいます。中国産だそうです。 とても美しいお花で、ここ最近になって あちこちで見る機会が増えてきたお花です。
シロバナサクラタデです。鉢とマッチしていて素敵な作品になっています。
矮性のツルボです。
通常は9月に入るやいなや咲きだしますが この矮性種は遅いんですね。 きゅっと締まっていていいですね。
むさしの山草会の展示会では 必ずといって良いほどシダ類の作品をみることができます。
市橋さんの作品、タイワンアオネカズラです。なにかのびのびと健康的な作品です。
次は粕谷さんの作品から2点を取り上げました。
ひとつはクジャクシダです。 アジアンタムの仲間ですが クジャクが羽を拡げたような形をしているところから
このような名前がつけられたようです。冬には一度枯れて、春にまた新芽が展開します。
次はチャセンシダです。 一年中 常緑で、湿度の多めの半日陰で育ちますが、どことなく風情のあるシダです。
最後は私の作品 デンジソウです。昔は水田にいっぱいあったようですが 嫌われて いまはほとんど見ることができなくなりました。ヨツバのクローバーに似ていますが シダの仲間ですので 花は咲きません。
常に水をはった鉢を日当たりの良いところに置いて育てました。
今週もむさしの山草会の日比谷公園での展示会から 作品を紹介します。
私の作品、ワレモコウです。水をほしがる草ですので受け皿を置いて水切れをぜったいにしないよう日向に置いて育てます。9月を過ぎた頃から花を咲かす茎がぐいっと上がってきます。今年は野性味を出せてとてもよい作品を作れたと思います。
阿部さんの作品、ヒダカミセバヤです。多肉性の宿根草で北海道の岩場に自生します。そこで、軽石の一種である坑火石(コウカセキ)に石付けという手法で植え付け、自生地の風情を出そうとした作品です。
前田さんのチシマイトラッキョウです。びっしりと花芽がつき、いかにも健やかさを感じさせてくれ、咲いた姿をぜひともみたいなと思わせてくれる一鉢です。いいですね。
今回の最後は河内さんの作品、フジバカマです。 薄鉢を使い、一株のフジバカマを見事に分岐させた作品
です。見事ですね。
皆様、明けましておめでとうございます。 今年もよろしくおねがいします。
むさしの山草会の日比谷公園での展示会から 作品を紹介します。
河内さんの作品 クロホシクサです。 独特の草姿が素敵です。湿地の草なので腰水で育てるようです。
愛知県の葦毛湿原(いもうしつげん)にあるシラタマホシクサは穂がもっと長いのですが このクロホシクサはずっと短く、締まった姿を見せてくれます。
近藤さんの作品 ハイチゴザサです。
イネ科の植物で、小さな花といいますか穂といいますか、それに覆われて、作品が渋みのある優雅さに包まれています。
シゲの作品 ノジギクです。昨年まではアシズリノジギクとしていましたが、早咲きであること 花が大きめであることから、交雑された品種らしいということで展示名を変えています。
澤野さんの作品 クロマイです。なかなかいいですね。秋の風情を感じさせてくれる作品です。イネと同じく
腰水で育てるようです。 タネをいただいて 今年は私も作品に挑戦したいと思っています。