四国の山4座、笹ヶ峰(1860m)、赤石山(東赤石山(1707m)、西赤石山(1626m))、三嶺(1893m)、阿波竜王山(1060m)を一週間かけて歩きました。そのうちの先の3座は名山です。特に赤石山はアケボノツツジで有名な山で、その美しい花に会いたくてこの時期に出かけました。
西赤石山からアケボノツツジの向こう遠くに四国の最高峰石槌山(1982m)が望めます。
赤石山は橄欖(かんらん)岩からなることで、花に恵まれているのだそうです。
西赤石山の北面はアケボノツツジに覆われています。盛りが過ぎてピンクが少し薄くなっていましたが、さすがだと思いました。
アケボノツツジ(曙躑躅) ツツジ科
ヤシオツツジのように葉が出る前に花が咲き、大柄でピンクがきれいです。
ミツバツツジ(三つ葉躑躅) ツツジ科
アケボノツツジに負けじと咲いていました。色はこちらの方が鮮やかです。
ツガザクラ(栂桜) ツツジ科
西赤石山の西に群生しているところがあります。ここがこの花の南限になるそうです。
コガネネコノメソウ(黄金猫の目草) ユキノシタ科
笹ヶ峰で出会いました。きれいな黄色が目立ちました。
ヤマシャクヤク(山芍薬) ボタン科
暗い林の中で白くくっきり浮かんでいました。霧雨で花は閉じていましたが、品格を感じます。
三嶺の山頂付近はクマザサで覆われていて、四国の山らしさを感じます。右奥に、四国2番目の高峰、剣山(1955m)が望めます。
ワチガイソウ(輪違草) ナデシコ科
三嶺は広葉樹が多く明るくきれいな山でしたが、花にはほとんど出会えませんでした。この花が唯一印象に残りました。