野山の花たち

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2017年 07月 24日

道央の花の山を歩く(後の1)  (良・シゲ) 6月27日~28日撮影

樽前山、ニセコアンヌプリの後、登別温泉へ移動して温泉の湯に浸かりながらオロフレ山(1231m)と室蘭岳(911m)の準備を進めました。

今回はオロフレ山に焦点を当てて紹介します。ここはさすが花の名山と言われるだけあって、多彩な花に出会えて幸せでした。
登別温泉から車で40分程度でオロフレ峠駐車場に着きます。そして、ここにある登山口から山頂を目指します。駐車場ならびに山頂から望む蝦夷富士ともよばれる後方羊蹄山(しりべしやま)です。
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チシマキンバイ(千島金梅)  ばら科
まず目に飛び込んできた花がオロフレ峠の登山道入口付近に群生していたチシマキンバイでした。日本では北海道固有の花で、キジムシロの仲間です。こんなところに咲いているなんて!と,感激しました。
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ミヤマダイコンソウ(岩金梅) ばら科
頂上に登っていく岩場に咲いていて、ここにもチシマキンバイがと思ったら、葉のかたちが明らかに違うミヤマダイコンソウでした。この花はキジムシロの仲間ではなく、ダイコンソウ属になります。
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ウコンウツギ(鬱金空木)  すいかずら科
 道央の山のほとんどで見られました。花の中央が茶色くなっているのは昆虫によって受粉が済んだ花で、オレンジ色の花が未受粉です。昆虫にわかりやすくしているのだろうと言われています。うまい仕組みです。
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アカモノ(赤物) つつじ科
 名前の由来は赤い実が成るからと言われていますが、苞が赤いのが大きな特徴ですね。赤桃がなまったという説もあります。別名はイワハゼといいます。
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ミツバオウレン(三つ葉黄蓮)  きんぽうげ科
 大好きな花です。今年初めての出会いです。清楚できれいです。きんぽうげなので、白く花弁のように見えるのは萼片(がくへん)です。そして、よく見ると黄色く小さく見えるのが本来の花弁です。
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次回はオロフレ山のつづきと室蘭岳です。お楽しみに!!
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# by noyamano-hanatach | 2017-07-24 09:35 | シゲさんの山野草
2017年 07月 17日

道央の花の山を歩く(前)  (良・シゲ)6月24日~26日撮影

当初、2017年6月後半は夕張岳に登る予定でしたが、林道が崩壊して難しいということになって、急遽変更して樽前山、ニセコアンヌプリ、オロフレ山、室蘭岳を訪ねました。
ニセコアンヌプリ以外は花の100名山と言われています。
ブログ前半では樽前山とニセコアンヌプリで出会った花、次回後半ではオロフレ山と室蘭岳で出会った花を紹介します。

羽田から新千歳空港へ飛び、すぐにレンタカーで樽前山へと向かいました。中腹から支笏湖を望めます。正面に見えている山は恵庭岳です。そして、手前の白い花はほとんどがエゾイソツツジです。
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樽前山頂上付近から見る隣の風不死岳(ふっぷしだけ)です。
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エゾイソツツジ(蝦夷磯躑躅)  つつじ科
 山腹一面がイソツツジに覆われています。色が白なので地味なのですが、これはこれで壮観でした。
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マルバシモツケ(丸葉下野)  バラ科
 イソツツジに混ざってところどころにマルバシモツケが咲いています。この花も白で、思わず、赤や黄色の花はこの山にないのかと探してしまいました。でもないのです。
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ミヤマヤナギ(深山柳) やなぎ科
モヤモヤとした綿毛のようなものは種子だそうです。少し奇妙な感じです。
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イワヒゲ(岩髭)  つつじ科
これも白花です。岩にこびりついたように咲いており、これはこれでかわいらしい花です。
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イワブクロ(岩袋) ごまのはぐさ科  
白以外の花がありました。紫のイワブクロです。ここ樽前山で多いのでタルマイソウ(樽前草)とも呼ばれているんですって。知りませんでした。
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コウリンタンポポ(紅輪蒲公英) きく科
 樽前山から支笏湖畔の宿舎に戻ってみると庭にコウリンタンポポが咲いていました。新千歳空港周辺にもいっぱい咲いていました。高山植物ではなく、北海道の平地のどこでも見られるような花で帰化植物だそうですが、オレンジがとてもきれいです。
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エゾスカシユリ(蝦夷透百合) ゆり科
 支笏湖からニセコアンヌプリに向かう途中の道路わきに咲いていました。花弁の付け根のところが透けていることから付けられた花の名前だそうですが、北海道ならではの花で、見つけたときは感激しました。
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ノビネチドリ(延根千島)   らん科
 ニセコアンヌプリの麓で出会いました。ハクサンチドリが良く咲いているところでしたので見落とすところでした。かわいい花です。
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# by noyamano-hanatach | 2017-07-17 22:00 | 良さんの出会った花たち
2017年 07月 09日

北海道アポイ岳を歩く(その2)  (良・シゲ)  6月2日撮影

馬の背からアポイ岳山頂を望みます。大半の花はこの辺りで出会いました。
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山頂から南に下ったところにお花畑があります。中央手前の土が剥げたあたりです。お目当てのヒダカソウは個体数が少なくなっているとかで、残念ながら見つけられませんでした。
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サマニユキワリ(様似雪割り)  さくらそう科
 6合目から上の砂礫地から岩場にかけて咲いていました。10センチほどの草丈で、エゾオオサクラソウとは葉の形が全く違います。エゾコザクラと似ていて、かわいい花です。今回出会った花の中で一番華やかで印象的でした。
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ヒダカイワザクラ(日高岩桜)  さくらそう科
 日高地方特産です。草丈は10センチほどで、馬の背から上の岩場にひっそりと咲いていて、周りにサマニユキワリが咲いている場所では、うっかりすると見落としてしまいます。花はサマニユキワリより一回り大きく、て、葉はオオサクラソウと似た傘のような形です。
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エゾキスミレ(蝦夷黄菫) すみれ科
 オオバキスミレやコマノツメのような黄スミレとは葉が全く違います。深い緑でツヤがあり、先端が尖っています。花は凛としています。
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チシマフウロ(千島風露)  ふうろそう科
 山頂から下る登山道の脇にひっそり咲いていました。そこだけしか見つけられないのが不思議でしたが、青がとてもきれいな花でした。
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アポイタチツボスミレ(あぽい立壺菫) すみれ科
 あっちこっちに咲いているのですが、小ぶりのハート形でツヤのある葉が普通のタチツボと違うのかなと言う感じでした。
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フイリミヤマスミレ(斑入り深山菫) すみれ科
 斑入りのハート形をしたスミレの葉を登山道でたくさん見かけたのですが、やっと一輪だけ見つけることができました。
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チシマキンレイカ(千島金鈴花) おみなえし科
岩場で出会いました。15~20センチ程度の草丈で、ハクサンオミナエシなどに比べるとずっと小柄でした。
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アポイ岳でヒダカソウこそみることはできませんでしたが たくさんの固有種高山植物に出会えて幸せでした。
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# by noyamano-hanatach | 2017-07-09 17:00 | シゲさんの山野草
2017年 07月 01日

北海道 アポイ岳を訪ねて その1 6月2日撮影

2017年の北海道の旅。今年は日高山脈のアポイ岳(811m)をシゲと良の二人で歩きました。
アポイ岳は日高山脈の西南端に位置し、海に近く標高も低いのですが、緯度が高いこと、土壌がカンラン岩からできているという特殊な条件により、固有種の高山植物に恵まれた花の百名山として有名であり、一度は行ってみたかった山でした。
登山口から望むアポイ岳です。右奥が山頂です。前日から降り続いた雨が奇跡的に、早朝からすっかりあがって我々を歓迎してくれました。本当にラッキーのひとことでした
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途中で振り返るとすぐ下に海が見えます。海の向こうは静内方面で、反対側は襟裳岬です。
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エゾオオサクラソウ(蝦夷大桜草) さくらそう科
 登山口付近ではほとんど咲き終わっていて、ああ遅かったかとがっかりしたのですが、山頂直下のやや薄暗い巻道にいっぱい咲いていました。ここアポイで見ることのできた3種類のサクラソウの中では、草丈が一番高くて20~30cmあります。
 
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エゾノハクサンボウフウ(蝦夷の白山防風) せり科
 草丈50センチほどです。樹林帯の中で出会いました。ハクサンボウフウの変種だそうです。
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エゾタカネニガナ(蝦夷高嶺苦菜)  きく科
 5合目小屋のあたりによく咲いていました。北海道の高山に咲くニガナです。草丈は40センチほどで、周りに咲いていた紅色のヤマツツジの花とよく似合って とてもきれいでした。
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アポイアズマギク(アポイ東菊) きく科
 5合目の避難小屋を過ぎて、岩場になった途端よく目にするようになりました。草丈10センチほどですが、白、ブルー、薄ピンクなど花の色がいろいろありました。端正でキュートな姿が可愛いですね。
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アポイカラマツ(あぽい落葉松)  きんぽうげ科
 5合目から稜線に出るまでの岩場で出会いました。草丈は20,30センチありますが、地味な花なので、注意しないと見落としてしまいます。シゲさんが運良く見つけました。
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アポイクワガタ(アポイ鍬形) ごまのはぐさ科
6合目から上の砂礫地にまとまって咲いていました。大雪山系のとも北アルプス系のとも少し違っています。草丈10センチ程度で、キュッとかわいい姿、かたちです。長い角も印象的でした。
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キタヨツバシオガマ(北四葉塩釜)  ごまのはぐさ科
 クワガタと同じ場所周辺に咲いていました。草丈は30センチ程度になるようです。別の山でみるヨツバシオガマとの違いはよくわかりませんでした。
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アポイゼキショウ(アポイ石昌) ゆり科
6合目上の砂礫地で出会いました。草丈は10センチほどで、イワショウブに似ています。株数は少なく、他の植物の葉に隠れて見落とすところでした。
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# by noyamano-hanatach | 2017-07-01 08:00 | 良さんの出会った花たち
2017年 06月 23日

むさしの山草会 日比谷公園展示会から その3

河内さんのサクラマンテマです。ナデシコの仲間sileneです。可愛い花で 何ヶ月にもわたって次から次に咲いて、目を楽しませてくれます。
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同じく河内さんの作品オノエマンテマです。この草もナデシコの仲間sileneです。集合で咲いて、とても素敵です。
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これも河内さんの作品 シロウマアサツキです。すごく健康そうですね。北アルプス白馬岳で発見されたようですが 白馬固有種ではないようです。
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阿部きくさんの作品 イチハツです。アヤメ類の先頭をきって 5月の連休時に咲いてくれます。瓦を鉢代わりに使っているのも風情があります。
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中井さんの作品 ツルキンバイです。 とても形が良く作られた作品です。見事です。
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西田の作品 ピンギキュラ セトスです。別名はアシナガムシトリスミレです。 いっぱい咲いてくれました。
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# by noyamano-hanatach | 2017-06-23 08:00 | シゲさんの山野草